住宅ローンは、事前審査→本審査という流れで審査するのが一般的です。
では、どのような点を金融機関は審査するのでしょうか?
各金融機関は、それぞれ独自の内部基準をお持ちですので一概には言えませんが、一般的には次の点について総合的に審査されています。
<事前審査で金融機関がチェックする点>
●返済比率(※1)をチェック
●信用情報機関(※2)でお客様の信用情報をチェック
●勤続年数・勤務先の属性・年齢などをチェック
●物件の担保価値をチェック
●その他
<本審査で金融機関がチェックする点>
●返済比率を再度チェック
事前審査後に新たにローンを組むと返済比率が変わってしまいますので、極力新たな借入はしないようにしましょう。
●健康状態をチェック
通常、住宅ローンを借りるに当たり、団体信用生命保険(団信)に加入しなければいけません。
団信に入るための要件を満たさない場合、原則として住宅ローンを借りることができません。
その場合には、団信に加入しなくても良いフラット35を利用したり、通常の団信より要件の緩やかなワイド団信を扱っている金融機関を利用することになります。
●反社会的勢力に属していないことの確認
●その他
※1 返済比率とは、「年収」に占める1「年間のローンの支払総額」の比率のことです。
例えば 年収500万円 ローンの月の支払い10万円(年間120万円) の場合
120万円÷500万円=0.24 → 返済比率は 24% となります。
※2 信用情報機関とは、お客様の金融取引の状況・返済状況・金融事故の有無などが登録されている機関のことです。日本には、CIC・JICC・KSCという3社が存在しています。金融機関は、3社すべて、またはその一部に照会をします。