
広島市西区の不動産相場は?売却前に知っておきたい価格の調べ方
「広島市西区にある不動産を売却したいけれど、いくらくらいで売れるの?」
不動産の売却を考え始めたとき、まず気になるのが「相場」ではないでしょうか。
インターネットで検索すると、土地・戸建て・マンションそれぞれの価格情報を調べることができます。しかし、掲載されている数字をそのまま自分の不動産に当てはめてしまうのは注意が必要です。
今回は、広島市西区で不動産売却を検討されている方に向けて、不動産の相場を調べる方法と、相場を見るときのポイントについて解説します。
広島市西区の不動産相場はどのくらい?
まず、広島市西区全体の相場を見てみましょう。
2026年時点の民間サイトの集計では、広島市西区の土地について、売却価格の中央値が約2,980万円、平米単価の中央値が約21.1万円というデータがあります。マンションや戸建てについても、それぞれ価格情報が公開されています。
ただし、これはあくまで広島市西区全体を対象とした目安です。
西区といっても、庚午・古江・高須・草津・井口・己斐・横川など、エリアによって立地条件や不動産の種類が大きく異なります。
さらに同じ町内でも、
・土地の形状
・道路の幅員や接道状況
・土地の大きさ
・駅や電停からの距離
・建物の築年数
・マンションの階数や向き
・周辺の生活環境
などによって、売却価格は変わります。
そのため、「西区の相場が○○万円だから、自分の家も○○万円」と考えるのではなく、複数の情報を組み合わせて判断することが大切です。
相場を調べる方法①「実際の取引価格」を確認する
不動産の価格を調べるうえで、ぜひ活用したいのが国土交通省の「不動産情報ライブラリ」です。
不動産情報ライブラリでは、実際に行われた不動産取引の価格などを確認することができます。
例えば、自分の土地と似た面積・立地の取引事例を調べることで、
「この辺りでは、実際にどのくらいの価格で取引されているのか」
というイメージをつかむことができます。
ただし、取引事例にはそれぞれ個別の事情があります。
同じ100㎡の土地でも、道路の向きや間口、形状、用途地域などが違えば価格も変わります。
そのため、一つの事例だけで判断せず、複数の事例を見ることがポイントです。
相場を調べる方法②「現在売り出されている物件」を確認する
もう一つ参考になるのが、現在販売されている不動産です。
不動産ポータルサイトなどを見ると、
「近所の土地が○○万円で販売されている」
「同じマンションの部屋が○○万円で売り出されている」
といった情報を確認できます。
これは、自分の不動産を売り出す際の価格を考えるうえで参考になります。
ただし、ここでも注意が必要です。
「売出価格」と「実際の成約価格」は同じではありません。
例えば3,500万円で売り出されている物件があったとしても、実際に3,500万円で成約したとは限りません。
売却価格を考えるときは、
現在の売出事例+過去の成約事例
の両方を見ることが重要です。

相場を調べる方法③「公示地価・基準地価」を確認する
土地の価格を調べる場合は、「公示地価」や「基準地価」も参考になります。
公示地価は、国が毎年公表している土地価格の指標の一つです。
例えば庚午中についても、地価公示の地点が設定されています。2025年のデータとして、庚午中1丁目の公示地点では1㎡あたり24万5,000円という価格が掲載されています。
ただし、公示地価も実際の売却価格そのものではありません。
土地の形状や道路条件、面積などによって実際の取引価格は変わるため、「公示地価×土地面積」だけで売却価格を判断することはできません。
庚午エリアの相場を見るときも「地域+物件」で考える
例えば、私たちの会社がある庚午周辺でも、マンション・戸建て・土地によって価格の考え方は変わります。
庚午中については、2026年時点の公開データで土地や中古戸建ての取引事例が確認できます。また、マンションについても複数の物件・売出情報があります。
しかし、「庚午中だから坪○万円」と一括りにすることはできません。
例えば土地なら、
土地面積・形状・前面道路・間口・用途地域・建ぺい率・容積率
などが価格に影響します。
マンションなら、
築年数・専有面積・階数・方角・管理状態・マンション自体の人気
なども重要になります。
つまり、不動産の相場は「エリアの相場」だけではなく、「その物件だからこその価格」を見る必要があります。
一番確実なのは「不動産査定」を受けること
ここまでご紹介した方法を使えば、自分でもある程度の相場を調べることはできます。
しかし、最終的に「実際に売却するとしたらいくらくらいなのか」を知りたいのであれば、不動産会社に査定を依頼するのがおすすめです。
不動産会社は、過去の成約事例や現在の販売状況だけでなく、物件そのものの状態や周辺環境なども確認して査定価格を算出します。
ここで大切なのは、査定価格の数字だけを見ることではありません。
「なぜこの価格なのか」
「この価格で売り出した場合、どのような反響が予想されるのか」
「もう少し高く売り出す場合には、どのようなリスクがあるのか」
こうした内容まで説明してもらうことが重要です。
「売るかどうか決めていない」段階でも相場を知っておく
不動産売却は、必ずしも「売ると決めてから査定する」必要はありません。
例えば、
「今売ったらいくらになるのか知りたい」
「住み替えを考えているので価格を知っておきたい」
「相続した不動産の価値を知りたい」
「他社から提示された査定額が妥当なのか確認したい」
という段階で査定を利用する方もいます。
現在の価格を知っておけば、今すぐ売却しない場合でも、今後の住み替えや相続などの資金計画を考える際の材料になります。

不動産の相場は「一つの数字」ではありません
広島市西区の不動産相場を調べるときは、
① 実際の成約事例を見る
② 現在の売出物件を見る
③ 公示地価・基準地価を確認する
④ 自分の物件に近い事例と比較する
⑤ 最後は不動産会社に査定してもらう
という流れがおすすめです。
不動産の価格は、同じ西区、同じ町内であっても物件によって大きく異なります。
だからこそ、インターネットで出てくる「平均価格」だけで判断するのではなく、実際の取引事例と物件の個別条件を合わせて考えることが大切です。
広島市西区・庚午周辺で不動産の売却をご検討の方は、売却するかどうかを決める前のご相談でも構いません。
「自分の不動産なら、今いくらくらいになる?」
まずは現在の価格を知るところから、売却について考えてみてはいかがでしょうか。

